“置きにいく”パットはなぜ起きる?L.A.Bパターが教えてくれた脱力のコツ
はじめに
試打会で最も印象的だった感想のひとつが、「置きにいくような打ち方がなくなった」というものです。
パッティングで“しっかり打ちたい”はずなのに、気づくと“手が止まる”。それがいつの間にか“打ちたくない”に変わってしまう──。
この感覚は、ラウンド中のプレッシャーや、“入れたい”という強い意志が逆にストロークを鈍らせてしまうことで生まれると言われます。
“置きにいく”とはどういうことか
ボールを狙いすぎて、打ち出しの瞬間に手元が止まり、まるで「そっと置く」ように打ってしまう。
一見丁寧そうですが、これは本来のストロークリズムから外れた打ち方です。
インパクトの瞬間に“意識”が乗りすぎてしまうことで、結果的に緩んだり、打ち出し方向にズレが出たりします。
L.A.Bパターが“脱力”をくれた理由
L.A.Bパターを手にしたとき、多くの参加者が口にしたのが「打ち出すときに力がいらない」という感覚でした。
これは、構えたときのフェースの安定感がもたらす心理的余裕と、ヘッドの動きがスムーズに流れる設計が生むフィーリングが合わさって生じる現象です。
「任せればいい」という安心感が、手を止めずにスッと打てるストロークを生み出します。
狙いすぎないことが“入る”につながる
ある参加者は、「いつもはラインを気にしすぎて、最後で手がブレーキをかけていた」と話していました。
しかしL.A.Bパターを使ったときは、「感覚のまま打てた」と言い、結果として一番転がりが良かったと感じたそうです。
これは、フェースが勝手に開いたり閉じたりしない安心感が、“余計なことを考えさせない”という意味で大きな効果を発揮していると考えられます。
“置きにいく”から“流す”へ。変化を楽しめるパター
「入れたい」気持ちを否定する必要はありません。
でも、その気持ちが“打つことへの迷い”につながるとしたら、それは結果を遠ざける要因にもなり得ます。
L.A.Bパターは、その“迷い”を少しだけ解いてくれる存在です。
ストロークを変えるのではなく、打つ時の“感覚”を変える。
「脱力して流せばいいんだ」と思えるようになったとき、パッティングはもっとシンプルになる。
それがL.A.Bパターがくれた最大のギフトかもしれません。
“置きにいく”人の特徴と、L.A.Bがくれる“感覚の回復”
実際、打つ前に考えることが多い人ほど「置きにいく」傾向があるように感じます。
ラインの強さ、芝目、風、傾斜──すべてを把握してから「よし打とう」とする。その真面目さが、時にストロークを固くさせてしまう。
そういった方がL.A.Bパターを使ったとき、「もっと楽でいいんだ」と気づく瞬間が、試打会では何度も見られました。
また、あるベテラン参加者は「昔は感覚で打ってたのに、最近は手元ばかり気にしてた」と話し、L.A.Bを使った途端に「昔の感覚が戻ってきた」と笑っていました。
その変化の背景には、“構えたときの安心感”と“余計な修正動作がいらない”という2つの特性があると考えられます。
「構えた位置にただストロークを通すだけで、結果が出る」──それは、経験者ほど驚きを持って受け止めるようです。
これまで“打ち方”を変えてきた人にとって、“考え方”が変わるだけで結果が変わるという体験は、非常に新鮮で希望になるようです。
L.A.Bパターは、パッティングを再学習させてくれるクラブです。
入れることに集中するのではなく、流れに任せて脱力して打つ。
そんな“感覚の回復”が、置きにいくパットからの脱却を促してくれるのかもしれません。