L.A.Bパターで“打ち方を忘れた”?考えすぎない方が入る理由
「打ち方を忘れた」という不思議な感覚
L.A.Bパターを使い続けると、「もう打ち方を考えなくなった」「どうやって打っていたか思い出せない」と感じる瞬間が訪れます。一見ネガティブにも思えるこの変化、実はとてもポジティブな兆候です。
“考えない”が最高のパフォーマンスを生む
従来のパターでは「フェースの向き」「軌道」「テンポ」など意識する要素が多く、頭の中がごちゃごちゃになりがちです。ところがL.A.Bパターを使うと、そうした意識のほとんどが不要になります。構えてそのまま打つ。それだけでまっすぐ転がる感覚があるからです。
なぜ“考えない”ほうがうまくいくのか?
脳は同時に多くのことを処理すると動きが鈍くなります。パッティングのような繊細な動作では、少ない情報のほうが正確な動きにつながることが分かっています。つまり、情報を減らすことでパフォーマンスが上がるのです。
L.A.Bパターは、そもそも構造上「意識しなくていい」ようにできているため、自然と脳内の情報量が減ります。その結果、無駄な緊張や迷いが減り、“本来の感覚”が引き出されるのです。
「考えなきゃ」がストロークを邪魔する
ゴルファーの多くは、「ちゃんと打たなきゃ」「これで合ってるかな」とストローク中に頭で考えてしまいます。しかしこの“考えること”自体が、ストロークのリズムや力加減を崩す原因になるのです。L.A.Bパターはその“思考ノイズ”を減らし、感覚だけで打てる状態をつくってくれます。
「わからないけど入る」ことの凄さ
「何が良かったかわからないけど、入った」。そんな感覚が続くと、多くのゴルファーは逆に不安を感じてしまいます。しかしこれは、動きが安定していて、感覚に任せられている証拠です。“わからないけど再現できる”状態こそが、L.A.Bパターが導く理想の形です。
考えすぎるほど、結果は不安定になる
“考えすぎ”は、スムーズな動きを妨げます。「スクエアに打とう」「引っかけたくない」と考えた途端に、ストロークが乱れることも。こうした“意識”は、本来の自然な動きを妨げるノイズになってしまうのです。
L.A.Bパターは、意識を削ぎ落とすことに特化したクラブとも言えます。構造的に、余計な操作がしづらくなっており、「なにもせず構えて打つ」ことが結果的に最善になるよう設計されています。
再現性の高いストロークは“無意識”から生まれる
スポーツ心理学でも、思考を手放した“ゾーン”状態が最高のパフォーマンスを生むとされます。L.A.Bパターを使った多くのゴルファーが、「気がついたら入っていた」「なんとなく良かった」と語るのも、この状態に近いのです。
つまり、“打ち方を忘れる”のではなく、“考える必要がなくなる”のが、L.A.Bパターの本質。構造がサポートしてくれるおかげで、自分の感覚を信じてストロークできるようになるのです。
上手くなろうとしない方が、上手くいく
L.A.Bパター使用者の中には、「L.A.Bに変えてから、練習量は減ったけど入るようになった」という人もいます。これは、練習をしなくなったのではなく、“正解を探す練習”をやめたということ。何かを“直す”のではなく、“信じて打つ”という意識の変化が、結果につながっているのです。
従来のパターでは、上手くなるには努力が必要で、その努力とは「理想の形を学び、実現すること」でした。しかしL.A.Bパターは、その順序をひっくり返します。「まず入る」を体験し、自然と整っていく感覚が得られます。
思考を手放せるクラブ、それがL.A.Bパター
パターに苦手意識を持っている人ほど、頭で考えすぎているケースが多くあります。「これで合ってる?」「また引っかけたらどうしよう」といった思考が、ストロークを複雑にし、結果を不安定にしてしまうのです。
L.A.Bパターは、その思考をスッと手放せる道具です。「考えなくていい」という設計思想が感じられる。だからこそ、“考えすぎていた”人にとって、大きな転機になるパターです。