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【トレンド予測】「BiFLEX FACE」の次はどこへ向かう?業界動向から考察する“新世代のやさしさ”

「BiFLEX FACE」が示した答えと、その先

 

現行ゼクシオ13に搭載された「BiFLEX FACE」と「ActivWing」。 これらは、「反発」と「空力」という科学的なアプローチで、多くのゴルファーが抱えるミスの問題を解決しようとした、非常に合理的な技術です。

ですが、ご存知の通り、技術の進化は決して止まりません。 特にドライバー開発の最前線では、すでに次の覇権を握るための熾烈な技術競争が始まっています。

では、「BiFLEX FACE」がフェース反発の一つの答えを出した“次”に、メーカーはどこへ向かうのか? 今回は、公開されている特許情報や業界全体の動向から、次の「合理的帰結」を予測してみましょう。

 

 

 

ルール上限の壁と、新たな進化の方向性

 

まず前提として、フェース(面)の反発性能(COR値)自体は、ルールの上限を超える事も可能です。「BiFLEX FACE」は、その「上限値に近い初速を出せるエリアをいかに広げるか」という技術でした。

では、開発者たちは次にどこへ目を向けるのか? 業界トレンドを分析すると、進化の方向性は大きく2つに絞られます。

 

 

 

トレンド予測①:「素材」そのものの革新

 

一つ目は、「フェース素材そのものの革新」です。

「フェースをどう設計するか」の次に来るのは、「フェースを“何”で作るか」という、より根本的な視点です。 現在主流のチタン合金(Super-TIX® 51AFなど)よりも、さらに高強度で、軽く、しなやかな「新素材」の開発。これが実現すれば、同じルール内でも、設計の自由度が劇的に高まります。

より薄く、より強くできる新素材は、そのまま反発性能の向上に直結します。 もしゼクシオが、このタイミングで独自の(あるいは世界初となるような)新チタン素材などを採用してきたとしたら…それは、インパクト効率の飛躍的な向上という、極めて合理的な進化と言えるでしょう。

 

 

 

トレンド予測②:「ボディ(ヘッド全体)」の戦略的活用

 

そして二つ目。これが今、各社が最も注力しているトレンドです。 それは、「ボディ(ヘッド全体)の“たわみ”」を戦略的に活用すること。

これまでは「硬いボディ」で「柔らかいフェース」を受け止めるのが主流でした。 ですが最新のトレンドは、フェースだけでなく、ボディの一部(特にクラウンやソールのエッジ付近)をも戦略的にたわませ、ヘッド全体を一つの“バネ”として機能させる設計思想です。

トランポリンが、ネット(フェース)だけでなく、それを支える枠(ボディ)までしなって跳ね返すのをイメージすると分かりやすいかもしれません。 「フェースとボディの剛性バランスを最適化し、ヘッド全体でエネルギーを増幅させる」。 これも特許情報などで各社がしのぎを削っている分野です。これが実現すれば、まさに「新世代のやさしさ」と呼ぶにふさわしいものになります。

 

 

 

「科学」は、さらに深まる

 

「新素材の採用」「ボディのたわみ」。 もちろん、これらに加えて「ActivWing」が示した「空力」というアプローチも、まだまだ進化の余地を残しています。

これらは単なる憶測ではありません。ゴルフ業界の技術トレンドから導き出される、合理的な予測です。 20年以上、常に合理的な答えを出してきたゼクシオが、このうちのどれを選び、どう組み合わせて「14代目」の哲学とするのか。

その「答え」が明らかになる日も、そう遠くないはずです。

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